耳ほぐしでできる――最速で気分すっきり!手軽で安全なセルフケア

耳には、毛細血管が多く走っており、冷えやすいが温まりやすい場所でもあります。この耳を上手にマッサージをすることですぐに温まり、耳まわりの血流がよくなります。周りの筋肉が連動してゆるみ、リンパの流れも改善し、美容効果や、耳の穴の周りには「副交感神経」につながる神経も集中しているため、リラックス効果も期待できます。

目次

耳はどんな構造をしているのでしょう

耳は、音を聞き取る聴覚と、体のバランスを保つ平衡覚という2つの重要な感覚を受け取っています。

そして、音の伝達器である外耳(耳介、外耳道)中耳(鼓膜、鼓室、耳管)と、感覚器、平衡器である内耳(骨迷路、膜迷路)とで成り立っています。

耳ほぐしはどのような効果があるの?

まず、耳の穴の周りにはリンパ節、つぽなどが多く集まっており、側頭筋、胸鎖乳突筋、咬筋などにつながるため、顔周りや頭などの筋肉の血行がよくなることで、緊張がほどけ、リラックスすることができます。

また、耳の穴の奥にある「内耳」には気圧を感じるセンサーがあり、「気象病」の緩和や予防に役に立つといわれています。

耳ほぐしの 4つの簡単なやり方

耳折り

耳折りをおこなうと一気に血流がアップします。両手を使って両耳でおこなってみます。

手の小指側を使い、耳をギョーザの形のように前側に折ります。

次に手の親指側で耳を上から下に押さえて上側の耳を折り、最後にもう一度手の小指側で耳たぶを下から上に折ります。

それぞれ3~5秒程度静止させます。耳全体が刺激され、血流が促されます。

 耳もみ

外側の上部には自律神経、耳たぶには疲れ目、耳の前方の突起部分『耳珠(じじゅ)』には鼻炎やホルモンにかかわるツボがあります。

耳の外側上部から耳たぶにかけて指で押していきましょう。痛みを感じる部分があったら、そのツボの内臓にあたる部分が弱っているというシグナルです。

耳引張り

親指と人さし指で耳をつまみ、両耳を外側に向かってひっぱり、数秒間キープして勢いよく離す。耳をひっぱると、耳と頭の間にすき間ができて、「蝶形骨(ちょうけいこつ)」が自由になる。

神経の通りがよくなるとともに、血流もよくなり、こりや疲れが解消されるといわれています。

耳まわし

親指と人さし指で耳をつかみ、外側にひっぱり、数秒間キープしたら、上から下へ向かってぐるぐる回す。しばらく回したら、次は下から上へ、逆方向に何度か回します。

耳周辺の筋肉をゆるめることで、首や肩こり、頭痛、不眠が解消されるといわれています。

不眠は認知症のリスクを高めるひとつなので、耳マッサージは習慣化させたいですね。

まとめ

耳ほぐしは、セルフで安全に、そしてとても気軽にできるマッサージの一つかと思います。

かつて私の母は、めまいを感じるとすぐ、耳をまわしたり、引っ張ったりすると気持ちがよく、めまいが少しすると収まる、とよくいっていました。

私も50代にはよくめまいに襲われ、布団の中で収まるのをまっていました。

そんなとき、母のことばを思い出し耳を引っ張ったり、揉んだりしていました。

耳がじんわりと温かくなり、そうすることで頭周りがほぐれ、気持ちも落ち着いたような気がしました。

実際に、耳には多くの毛細血管、リンパ節もあることから、効果があることを実感できました。

最近の気象の急激な変化や温度差によって自律神経が疲弊しています。

お医者さんにかかるまでもないけど、だるさや、疲労感がつづく場合、気持ちも沈んでしまいますね。

このようなセルフケアとともに、ぜひ、香りとやさしいタッチングのアロマトリートメントでご自身の体をいたわってあげましょう!

ぜひ、ご検討くださいね。

  • 参照文献
  • 崎田ミナ著 「自分の手でときほぐす! ひとりほぐし」 日経BP
  • 参考サイト
  • https://precious.jp/articles/-/17896
    たった10秒で完了! ほうれい線を消して小顔になる、簡単「耳ほぐし」マッサージとは?
  • https://jisin.jp/life/health/2242999/2/  耳をひっぱってぐるぐる…認知症予防に「目覚めの1分耳ほぐし」
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