湿気と更年期の不調をアロマで整える。梅雨時期におすすめの香りとセルフケア法

梅雨の始まり

湿度が高く、体も心も重だるい5月後半。更年期世代にとってもバランスを崩しやすいこの時期こそ、アロマの香りを味方にしてみませんか?精油の力で呼吸を整え、気分もすっきり軽やかに。忙しい日常の中で、自分を整える木曜日のセルフケア習慣をご提案します。

目次

湿気とともに訪れる“重だるさ”の季節

5月も後半に入り、空気がじっとりと湿り始めましたね。

天気は悪くなくても、空気がまとわりついてくるような感覚…。

そんな日は、何をするにも「よいしょ」と気合いが必要になりませんか?

特に、更年期に差しかかった40代後半以降世代にとって、この湿気の季節はなかなか手強い存在です。

湿気や更年期による体調不良は、自律神経の乱れと関係しており、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

湿気が心身に与える影響とは?

日本の初夏は、湿度が急上昇する時期。気温が高くなるだけでなく、空気中の水分量も増えることで、汗がうまく蒸発できず、体に熱がこもりやすくなります。

その結果、

  • むくみやすい
  • 頭がぼんやりする
  • イライラしやすい
  • なんとなく気分が落ちる

といった湿気による体調不良が出やすくなります。

また、湿度が高いと自律神経の働きも乱れがちになり、体の内側で「なんとなく不快」が積み重なっていくのです。

更年期の揺らぎ×湿気のダブルパンチ

更年期は女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、自律神経のバランスが不安定になる時期。そのため、ちょっとした環境の変化や気圧の上下、湿度の影響にも敏感になります。

たとえば、

  • 朝からだるくて動きたくない
  • 気分が落ち込んで何も手につかない
  • 体がむくんで重く感じる

といった「湿気由来」の症状が、更年期によって増幅されることもあります。

「自分の気持ちの問題」として片付けず、体の仕組みとして理解してあげることが大切です。

そんなときこそ、アロマで“軽やかさ”を

湿気に気持ちまで引っ張られそうな日には、「香り」というやさしい刺激で、呼吸と気分を整えてあげましょう。

植物の精油には、自律神経やホルモンバランスに働きかける成分が含まれており、深い呼吸とともに取り入れることで、気分や体調に心地よい変化をもたらしてくれます。

今の季節にぴったりの精油を、3つご紹介しますね。

🌿湿気対策&更年期サポートにおすすめの精油

💧ペパーミント(Mentha × piperita)

  • 清涼感のある香りが、頭をスッキリさせてくれます
  • 冷却作用があり、熱っぽさやのぼせにも◎
  • 胃腸の調子を整える働きも

🌱ユーカリ・ラディアータ(Eucalyptus radiata)

  • シャープでクリアな香りが、呼吸を深めてくれます
  • 気道をスッと開き、頭の重さにも効果的
  • 抗菌・抗ウイルス作用で空気清浄にも

🍋レモングラス(Cymbopogon citratus)

  • レモンに似た爽やかさで、気分を一新
  • 血行促進やむくみのケアに役立ちます
  • イライラや疲労感をリセットしたいときにも

日常に取り入れる、簡単なアロマケア

忙しい毎日の中でも、ちょっとした時間にアロマを取り入れることで、体も心も“軽やか”になっていきます。

  • 芳香浴:ティッシュやハンカチに1滴垂らして、そっと香る
  • 足湯:洗面器にお湯を張って精油を1滴(必ず乳化剤と一緒に)
  • アロマスプレー:精製水+無水エタノール+精油で、空間をリフレッシュ

ペパーミントやレモングラスは、肌を刺激する成分が含まれています。肌に直接塗らない、滴数を少なめにして使用しましょう。

まとめ: 湿気は肌には悪くない?

実は、湿度には“良い面”もあるんです。

たとえば、空気が乾燥している冬に比べて、肌の水分が蒸発しにくく、表皮の乾燥をある程度防いでくれるという利点もあります。

つまり、適度な湿気は肌の保湿環境を保ちやすくしてくれるのです。

肌が乾燥しがちな私たち更年期過ぎ世代にもある意味ありがたい時期でもあります。

梅雨も、雨がしとしとと降り続くイメージから、ゲリラ豪雨のように短時間で大雨が降る、という季節というイメージになってきました。

湿度は体や心に、そしてもちろん住まいにも影響を与えますね。

こまめに汗を拭いたり、下着を取り替えるなど、体を冷やさないにしましょう。

サロンでは、さまざまな精油をご用意しておりますので、どうぞ来店時には

「あの精油はどんな香りなのかな」

とリクエストしてみてくださいね。

※本記事は、一般的なライフスタイルの提案を目的としたものであり、特定の症状の診断・治療・予防を目的としたものではありません。
心身の不調を感じる場合は、無理をせず、医師など専門の医療機関へのご相談をおすすめします。

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