愛知県江南市の歴史ある曼陀羅寺・音楽寺や、美しい藤が彩る藤まつりを紹介。岐阜県可児市(ぎふけんかにし)のローズガーデンで開催されるフラワーイベント情報も掲載。花や植物を観賞することで得られる心理的メリットや、アロマセラピーとのつながりについてもわかりやすく解説します。花の香りや自然の彩りに癒されたい方におすすめの春のお出かけ情報をお届けします。
曼陀羅寺藤まつり
春の訪れとともに、美しい花々が咲き誇る季節がやってきました。
私が住む愛知県江南市には、歴史ある寺院とともに、春の花を楽しめるスポットが点在しています。
今回は、江南市の「曼陀羅寺」と「音楽寺」の歴史や魅力、そして岐阜県で開催されるフラワーイベント情報をご紹介します。
🏯 曼陀羅寺の歴史と魅力
現在の正堂は、寛永9年(1632年)に当地出身で徳島藩祖となった蜂須賀家政(はちすかいえまさ)によって再建されたものです。
境内には、檜皮葺((ひわだぶき)の正堂((しょうどう)を中心に、庫裏(くり)、大書院(だいしょいん)、小書院(しょうしょいん)、(まんだらどう)、地蔵堂(じぞうどう)、鐘楼(しょうろう)、宝蔵(ほうぞう)などが立ち並び、歴史的なおもむきを感じさせます。
「曼陀羅寺」は、元徳元年(1329年)に後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の勅願(ちょくがん)により、天真乗運上人(てんしんじょううんしょうにん)を開山として創建されました。
当初は「円福寺」と称していましたが、寛正3年(1462年)に現在の「曼陀羅寺」となりました。
江戸時代には、尾張徳川藩から寺領231石余りを給地されるなど、格式の高い寺院として知られています。

🌸 曼陀羅寺公園と藤まつり
曼陀羅寺の境内の一部は、昭和45年(1970年)に江南市の管理のもと「曼陀羅寺公園」として整備されました。
公園内には、早咲きから遅咲きまで11種類の藤が植えられ、毎年4月中旬から5月上旬にかけて「藤まつり」が開催されます。
期間中は、「嫁見まつり」などのイベントも行われ、多くの観光客で賑わいます。
🎶 音楽寺の歴史と見どころ
「音楽寺(おんがくじ)」は、元暦元年(げんりゃくがんねん/1184年)に源詠法師(げんえいほうし)によって創建され、当初(とうしょ)は「大乗院(だいじょういん)」としていました。
元応元年(げんおうがんねん/1319年)に「音楽寺」と改(あらた)められました。
この寺院(じいん)は、壬申の乱(じんしんのらん/672年)の功労者(こうろうしゃ)であった村国男依(むらくにのおより)に関わりがあると伝えられています。
中世には、境内に七堂伽藍((しちどうがらん)があり、70余の僧坊(そうぼう)を持つ大寺院でした。
現在では、曼陀羅寺の末寺となっていますが、本尊の薬師如来像は昭和51年(1976年)に江南市の文化財に指定されています。
また、境内には円空(えんくう)作の荒神像もあり、芸術的な価値も高い寺院です。
音楽寺では、毎年6月に「あじさいまつり」が開催され、境内を彩る美しい紫陽花が訪れる人々を魅了します。
また、寺院の静謐な雰囲気と四季折々の自然が調和し、心を落ち着ける場所として親しまれています。
🌹 岐阜県で開催される春のフラワーイベント
江南市から車で約1時間の岐阜県では、春の花々を楽しめるイベントが開催されています。
ぎふグリーン・ライフフェスティバル2025~春のローズフェスティバル~
可児市の「ぎふワールド・ローズガーデン」では、2025年4月23日から6月15日まで「ぎふグリーン・ライフフェスティバル2025~春のローズフェスティバル~」が開催されます。
色とりどりのバラが咲き誇り、園内を華やかに彩ります。
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昨年(2024年5月)ローズガーデンにて撮影
🌼 植物観賞の心理的メリットとアロマセラピー
花や植物を観賞することは、私たちの心身にさまざまな良い影響を与えてくれます。
- ストレスの軽減:自然の中で花を眺めるだけで、副交感神経が活性化し、心拍や血圧が安定しやすくなるといわれています。
- 心の安定と前向きな気持ちの促進:鮮やかな花の色彩や穏やかな香りに包まれることで、気分が明るくなり、不安感の軽減にもつながることがあります。
- 五感の活性化:色・香り・肌ざわり・音・空気など五感すべてが刺激され、自然と深呼吸したくなるような心地よいひとときを味わえます。
アロマセラピーで癒されましょう
このような効果を、日常の中でも持続的に取り入れる方法の一つがアロマセラピーです。
植物がもつ天然の香り成分(精油)は、脳の「大脳辺縁系」に直接働きかけるため、感情のバランスを整えるサポートが期待できます。
🌸春のおすすめ精油と活用方法
1. ベルガモット(学名:Citrus aurantium ssp. bergamia)
香りの特徴: 柑橘系のさわやかさに、ほんのりフローラルを感じさせる繊細な香り
主な作用: 心を明るく前向きに保つサポート、気持ちを落ち着かせる
春におすすめの理由:
新しい生活や人間関係が始まる春は、期待と同時に不安や緊張も生じやすい季節。ベルガモットは、気分の波に寄り添い、穏やかで希望に満ちた心の状態を応援してくれる香りです。
禁忌事項: 植物オイルに希釈して肌に塗布した場合は、4-5時間は直射日光に当てないようにすること。(フロクマリン類に光感作作用があるため)
2. ゼラニウム(学名:Pelargonium graveolens)
香りの特徴: ほんのりローズのような甘くグリーンな香り
主な作用: 気持ちのバランスを整える、女性のリズムにやさしく寄り添う
春におすすめの理由:
春はホルモンバランスが揺らぎやすい時期でもあります。ゼラニウムの香りは、心とからだの調和を大切にしたい時に心強い存在。香りを楽しむことで、気分にやさしく寄り添う時間を作ってくれます。
3. ラベンダー(学名:Lavandula angustifolia)
香りの特徴: フローラルでやさしく、どこか懐かしさを感じる香り
主な作用: リラックスのサポート、心を穏やかに保つ
春におすすめの理由:
季節の変わり目で眠りが浅くなったり、なんとなく落ち着かない日が続くことも。ラベンダーの香りは、そんな時のナイトタイムにもぴったり。春の夜のリラックスタイムに取り入れると、心地よいリズムに導いてくれます。
4. ユーカリ・ラディアータ(学名:Eucalyptus radiata)
香りの特徴: すっきりとした清涼感、ミントのような爽快さ
主な作用: すっきりとした呼吸をサポート、リフレッシュに
春におすすめの理由:
花粉やホコリが気になるこの季節。ユーカリ・ラディアータは、深呼吸を心地よく感じたいときや、空間をさわやかにしたい時にぴったり。お部屋の芳香としても人気です。
5. カモマイル・ローマン(学名:Chamaemelum nobile)
香りの特徴: リンゴのような甘さとやさしさを感じる香り
主な作用: 心の安らぎをサポート、穏やかな時間をもたらす
春におすすめの理由:
新しい環境で緊張しやすい春の夜に、穏やかに寄り添ってくれる香り。特にゆったりしたい夜の時間や、お子さまとのリラックスタイムにも活用されています。
どの香りも、春という季節にやさしく寄り添い、心とからだの調和を大切にする手助けとなります。香りを深く味わう時間を持つことで、春の美しさや自分自身の変化にも、より敏感に気づけるようになるかもしれませんね。
植物園や花のイベントで実際に見たり香ったりした花々の印象を、自宅のアロマ空間で再現することで、「自然体でいられる自分」を日常の中にも取り戻すことができます。
🌷 まとめ
さっそく、様子を観てきましたが、まだほとんど咲いていませんでした・・・。

うっすらと甘い香りがしました。

4月の末から5月初旬、ゴールデンウィークころが見頃かと思います。
私がこのような植物園や植物に対して興味をそそられるようになったのは、実はアロマセラピーを学び始めたことからでした。
アロマセラピーはまさに、植物を学ぶことです。(私たち人間のからだを学ぶことも含め)
すべての植物には名前(学名)があり、きちんと分類されています。
それを知ると、それぞれの植物につけられたネームプレートを見ながら、仲間を見つけることができるようになりました。
学ぶことは大変でしたが、植物のことを知ることでより身近に感じるようになりました。
おそらく、この地球上でいちばん生命力とパワーをもつのは植物だと思います。
なぜなら、植物だけが自分でエネルギーを作り出すことができるからです。
曼陀羅寺の藤まつりでは、色とりどりの藤の花が甘い香りを運び、時を超えて人々の心を癒してきました。
また、岐阜県で開催される春のフラワーフェスティバルも、植物が持つ力を改めて感じられる素晴らしいイベントです。
春という季節は、私たちの内側にある「生命のリズム」にも呼応し、心の再生や希望を促してくれる時期。
そこに植物の香りやアロマセラピーを取り入れることで、日々をより豊かに、心地よく過ごすヒントが見つかるかもしれません。
ぜひ、この春は「花」「歴史」「香り」のある場所へ出かけてみませんか?
自然の中で深呼吸し、自分自身とやさしく向き合う、そんなひとときをお楽しみください🌸


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