50才代は人生の「これまでの生き方」から「これからの生き方」への橋渡しの時期

50代を迎えると、特に女性の場合ホルモンのバランスが乱れることで体や心に様々な変化があらわれます。その体の変化に加えて、中年期を迎えた女性を取り巻く環境は、大きく変化していきます。嵐のような時期を乗り越えたあと、身も心も元気で前向きにすごすことができるにはどうしたらいいのでしょうか。鍵は50代のすごし方にあります。

目次

周囲の変化

家族を持つ人であれば、子供たちの受験や自立、親の介護や見守りなど。夫の職場環境の変化、単身者であっても、親との関わりや職場での立場が変化する時期でしょう。

単身者であっても、職場での人間関係や働き方の変化、 親との関わり、友人たちとの関係に変化を感じる時期です。

人生の節目を迎える時期とはいえ、このような外的な要因から引き起こされるストレスは、体の不調をさらに増幅させてしまいます。

いままで、こんなにがんばってきたのに、なぜこのような苦しみを味わうのか。

私自身も、50代は怒濤のように次から次へと課題をつきつけられました。

第二のステージを意識するとき

いま、60代を迎えて振り返ると、50代の生き方というのがいまの私のマインドや、環境をつくってくれているとつくづく思います。

そして、残された時間というものを意識し始めます。

親が生きているころは「死」というものがまだ、ぼんやりカーテンの向こうにあるように思えて、人ごとです。

その親という壁が亡くなったとたん、次は自分なんだと、カーテンがさっと開き、未知の世界が広がってきます。

60代、70代、そして80代、90代、ひいては100才代を元気に、前向きに生きるためにはどうしたらいいでしょうか。

それは、50代の生き方が大きなヒントになります。

そのヒントを考えていきたいと思います。

更年期に私の体に起こったこと

更年期は45才から55才の間といわれています。

ただ、もっと早い時期に訪れるか、遅くなるかはひとによって違います。

どのような症状がおきるのか、どの程度なのかはまったくわかりません。ある日突然やってきてどうしていいかわからなくなります。

私の場合は突然のめまいで、朝目を覚ましたら天井がぐるぐるまわっていました。これは、たびたびやってきて、朝が怖くなることがありました。

ある時は、心臓が急にばくばくして、息が止まるかと思ったときがありました。また、からだが暑くもないのに顔がほてり、汗が吹き出ることもありました。

呼吸がうまくできなくなり、焦って内科に駆け込んで受診したとき、「過呼吸」であるといわれました。ただ、私の場合はまだ軽いほうだと思います。

その理由の一つとして、私の腸内細菌の存在があったのではないかと思います。

50代の気持ちは複雑

50代とは、大変複雑な気持ちにさせる年齢です。まだまだパワーはあるのになぜか、人生はもう終わりに近づいていると思って落ち込んだり。閉経という言葉には、ネガティブな響きを感じていました。(本当はここから女性の自由が待っている時期なんですが)

女性ホルモンの減少が自律神経を乱すことで、からだにあらわれる症状とともに、気持ちの浮き沈みもでてきます。身近な人々との関係の変化(介護、子育てからの離脱、夫との気持ちのすれ違いなど)でストレスが増えます。

特に女性の場合、他者中心で生きてきた人が多いのではないでしょうか。私の場合もまさにそうでした。自分のことよりもまずは、親や夫、子供たち、友人など周りのために考えて動く。

それが生きがいのようになっていました。

自分の人生を取り戻そう

周りの変化に応じてすこしずつ、いままでの生き方の軸足を「自分の時間」や、「自分のやりたかったこと」などにシフトしていくことが必要です。

50代とは、じつは「いままでの生き方」から「これからの生き方」への橋渡し時期なのです。

自分の人生といっても周りとともに生きることは変わりありません。

ただ、自分が主体となってかかわることと、そうでないことを区別するだけでも気持ちは楽になります。

自分のメンテナンスをしよう

まず、私が取り組んだのは「からだを積極的に動かすこと」でした。短い距離からのランニングや、体操教室に通いはじめました。

運動のよいところは、達成感があることです。どんな短い距離のランニングであっても走り終わるとすっきりします。頭のもやもやしていたものがいつのまにか消えていました。

それと同時に、当然運動をつづけることで体のあちこちに痛みがでてきました。また、坐骨神経痛を発症し尻から脚裏にかけて痛みに悩まされました。

そんなときは、定期的にマッサージや鍼などに通い、定期検診にもいくようになりました。

まとめ

50代のすごし方は、60代以降の生き方に大きく影響します。

だれもが通る道ではありますが、その道は人の数だけあります。50代はまだ体力や気力は十分にあるはずです。わずかな時間やお金を使っていろんなモノにチャレンジしてみましょう。

そして、悩んだらぜひ、リラックスと香りで癒されてください!

お待ちしております!

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