幸せホルモンであるオキシトシン効果を促進する生活をおくるための秘訣

幸せホルモンとよばれるオキシトシンが人とのふれあいの中で、とくにタッチングというお互いの肌を触ることで分泌がうながされることが知られています。オキシトシンは、疼痛を抑え、ストレス緩和をうながします。またオキシトシンは肌のふれあいとともに、ペットを飼うこと、アイコンタクト、利他行動(ボランティア活動)、心地よい香りを嗅ぐ、甘みを感じることなどで分泌をうながすことができます。

目次

オキシトシンとは

オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれる脳内物質で、人間関係の形成や信頼感の向上、ストレス軽減など心身によい影響をもたらします。

オキシトシンは脳内の視床下部で分泌されます。そして二つのルートで作用することがわかっています。

一つは下垂体後葉から分泌されたオキシトシンが血中に放出されホルモンとして様々な臓器に影響をあたえるものです。

もう一つのルートは脳内の神経伝達物質としての作用です。たとえば扁桃体の活動を抑制し、不安や恐怖などネガティブな情動を抑制します。

オキシトシンは子宮収縮や、出産や子育てのホルモンとして知られています。

ただ、このオキシトシンの働きは親子のきずなや、そこから人と人との信頼関係を深めることで喜びを得るような働きがあることがわかってきました。

オキシトシンの働き

ホルモンとして臓器に影響をあたえるオキシトシンは、

ストレス緩和に作用

更年期には骨粗鬆症を予防、

脂肪の蓄積を抑えてくれる作用、

皮膚バリア機能をたかめて皮膚乾燥を防いでくれる作用、

そして認知症の行動や心理症状(徘徊や攻撃的な行動など)を抑えてくれる作用

さらに疼痛を緩和する効果

などがあります。

このような作用のあるオキシトシンの分泌を高めるにはどのようにしたらいいのでしょう。

オキシトシンの分泌をうながすには

  1. スキンシップ

オキシトシンは抱擁ホルモンともよばれるくらい、親密な相手との握手やハグすることで分泌されます。

30分のマッサージで分泌,されることが明らかになっています。

ただし、機械的に皮膚にふれられて必ずしも分泌,されるわけではありません。相手との信頼関係がなければ気持ちよさは抑制され、オキシトシンとは分泌されません。

また、マッサージ(トリートメントなど)をおこなう施術者は、じつは、マッサージを受ける人よりもより多くのオキシトシンが分泌されます。

すなわち、施術者は相手を思いやりの気持ちをもって施術をするからこそ、オキシトシンの分泌が促進されます。

また、スキンシップは親子のアタッチメント(愛着)を形作るのに重要です。

親子のスキンシップがしっかりとおこなわれている場合、その子供は初対面の相手にも関わりをもつことができるようです。

2. 利他的行動(ボランティア活動)

ボランティア活動をすることでもオキシトシンは分泌されます。

3. 目をみつめる、やさしく話かける

人の感情があらわれやすい眼球をみつめ、相手の気持ちをわかろうとすることで、オキシトシンの分泌をうながすことができます。

また、直接スキンシップができなくても、「心の触れ合い」をもって、やさしく話かけることでリラックスでき、オキシトシンが分泌されます。

4. 五感への快刺激

嗅覚の刺激、たとえばアロマの匂いを嗅ぐとオキシトシンの分泌させることができます。ラベンダー精油の薬理作用(リナロールや酢酸リナリル)がそのような影響をあたえていることが実験などでわかっています。

また、聴覚の刺激(ゆっくりとしたテンポの音楽など)や味覚では甘みを感じることによりオキシトシンの分泌がうながされることがわかってきています。

甘みを感じて、その過剰摂取を抑制する作用が働きます。

6. ペットを飼う

とくに犬を飼っている飼い主はオキシトシンの分泌が多いことがわかっています。飼い犬を可愛がったりなでたりすることで分泌量が多くなります。

またそのような飼い主に飼われている犬も、オキシトシンの分泌が多くなっており、この相互作用が分泌に重要な役割をはたしています。

私達の心と体に必要なものとは

オキシトシンとは、人との関わりやペットとの関係に大きく影響をしていることがわかっています。

そして、たくさんの人との関わりというより、みじかで、数人の人やあるいはペットの存在との信頼関係を築くことで、ストレスを減らし、より精神的にも身体的にもより健康な生活をおくることができるヒントとして、オキシトシンがあります。

タッチングの効果として、このオキシトシンの分泌をうながすことがわかっています。

アロマトリートメントでよりリラックス

アロマトリートメントはこの、タッチングと香りからもオキシトシンの分泌を高めることからもストレスを減らし、よりリラックスした時間を経験できます。

オキシトシンを分泌をうながし、幸せな気持ちになれる、アロマトリートメントをぜひ体験してみませんか!

  • 参照文献
  • 山口創 皮膚感覚と心 日本香粧品学会誌 Vol. 46, No. 1, pp. 51–58 (2022)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次