男性にも更年期障害がある? 密かに進む不調にアロマの効果あり?

中高年男性の更年期にあたる「男性更年期症候群」(LOH:Late-Onset Hypogonadism)は、加齢に伴って男性ホルモンであるテストステロンが低下することにより、心身にさまざまな症状が現れる状態です。これらの症状は個人差が大きく、ストレスや生活習慣、体質の影響も受けやすいため、多岐にわたります。この男性の更年期にもアロマはとても大きな役割を果たしてくれます。

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目次

男性更年期と女性更年期の違い

女性の更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することで、さまざまな症状がおこります。

男性の場合は、以下のように、男性ホルモン(テストステロン)が徐々に減少していきます。

日本内分泌学会 男性更年期障害 より引用

したがって、この時期から徐々におこる症状については、女性の更年期障害とは区別して「加齢性腺機能低下症」または、「LOH症候群」と呼ばれます。

主な症状

女性の更年期にあらわれる症状と似ている症状もあれば、そうでないものもあります。

これらは女性の更年期障害のように急激なものではないため、それが更年期に現れる症状だとはなかなか気づきにくいのではないでしょうか。

また、精神的にも気分の落ち込みなどがある場合、「うつ病」を疑ってしまうこともあります。まずは、どのような症状があらわれるのでしょうか :

1. 精神的な症状

  • イライラ感や不安感、怒りっぽさ
  • 抑うつ感や意欲の低下(うつ状態に似た状態になることも)
  • 集中力の低下や物忘れ
  • 睡眠障害(不眠、夜中に何度も目が覚めるなど)

2. 身体的な症状

  • 疲れやすい、エネルギー不足を感じる
  • 筋力や筋肉量の低下(加齢に伴い筋肉が衰えやすくなる)
  • ほてりや発汗(特に顔や首に多く見られる)
  • 関節痛、筋肉痛など

3. 性的な症状

  • 性欲の低下
  • 勃起力の低下、勃起不全(ED)
  • 性行為に対する興味や満足感の低下

4. 代謝異常や生活習慣病の悪化

  • 体脂肪の増加(特に腹部の脂肪が増える)
  • メタボリックシンドローム(高血圧や脂質異常症、糖尿病などのリスクが上昇)
  • コレステロール値や血糖値の上昇

5. 泌尿器系の症状

  • 排尿に関する悩み(尿の出が悪い、頻尿、残尿感)
  • 前立腺肥大症が進行すると、排尿困難や夜間頻尿などが悪化する場合もあります

男性ホルモン(テストステロン)は女性にも分泌される

女性ホルモン、男性ホルモンといわれるホルモンはいわゆる性ホルモンです。

これらは両方とも性別に関わらず分泌されるものです。

このホルモン、テストステロンは筋肉を発達させ、男性の性的な発達を促すため男性ホルモンといわれますが、女性もこのホルモンの恩恵をうけています。

また、女性が更年期を経て女性ホルモンであるエストロゲンが減少したとき、相対的にこのテストステロンの効果が出やすくなるともいわれています。

つらい更年期を通り、60歳代くらいから生き生きとなる女性も多いです。それはこのテストステロンのホルモンが優位になっているからではないかともいわれます。

テストステロンの役割

  1. 男性の第二次性徴の発達: 思春期の頃、テストステロンの分泌が増加し、体毛の増加、筋肉量の増加、声変わり、骨密度の増加などが起こります。また、精子の生成や性欲の形成にも関与しています。
  2. 筋肉と骨の健康維持: テストステロンは筋肉の合成を促進し、骨密度を保つ役割を持っています。そのため、加齢やテストステロン低下症では筋力や骨密度が減少しやすくなります。
  3. 気分とエネルギーの調整: テストステロンは気分やエネルギーレベルにも影響を与え、活力や自信に関係しています。低下すると、疲れやすくなったり、意欲が減少したりすることもあります。
  4. 脂肪分布の調整: テストステロンは体脂肪の分布にも影響を与え、特に腹部脂肪の分布に関連しています。分泌が少なくなると脂肪がつきやすくなることがあります。
  5. 認知機能のサポート: テストステロンは記憶や認知機能にも影響を与えています。年齢とともにテストステロンの分泌が減少すると、認知機能の低下も見られることがあるとされています。

以上のように、テストステロンは身体の成長や健康維持に多方面で重要な役割を果たしています。

一般的な治療や対応は

男性更年期症候群の治療には、生活習慣の改善(食事、運動、睡眠の見直し)や、心理的なサポートが重要です。

必要に応じて、テストステロン補充療法(TRT)が行われることもありますが、副作用や個々のリスクもあるため、専門医と相談しながら進めることが勧められます。

また、心理カウンセリングやストレスケア、サプリメントの活用も併用されることがあります。

これらの症状が見られる場合、男性ホルモンの低下が原因かどうかを判断するため、血液検査や問診が行われます。

セルフケアで出来ることは・・・

なんといっても、まずは「運動」です。

まずはできる範囲でやってみることが大切です。でも、なかなか自分では難しい場合は、ジムなどに予約をいれて習慣づけることが大切のようです。ただ、しっかり運動することで、おなかがすいて、食欲が増してしまうので・・・

運動が効果があるのは、実証されているようです。(*)
(*) 男性機能の維持にもテストステロン増加に最適な運動/ 日本抗加齢医学会

そして、

アロマです! 香りを味方にしましょう

男性はじつは香りが大好き・・?

近頃は、男性もスキンケアや、身だしなみを意識する方が多いようです。

ジェンダーレスが進む中、性別にかかわらず自分が興味をもったものを積極的に取り入れることに抵抗がなくなっています。

男性が香りを取り入れたい、と思う主な理由は

1. リラクゼーションとストレス解消
男性は仕事や生活でストレスを抱えることが多く、リラックスできる時間や方法を探していることが多いです。アロマセラピーは、嗅覚を通じて心身に深いリラックスをもたらし、ストレス軽減に役立ちます。

2. 集中力や気分の向上
アロマには、集中力を高めたり、気分をリフレッシュさせたりする効果があるものが多くあります。特に仕事や勉強で集中力を必要とする場面では、アロマが効果的です。

3. 男性的な香りが好まれる
ウッディ系、スパイシー系、ハーブ系の精油は、男性に人気があります。これらの香りは自然の中にいるような感覚を呼び起こし、心地よさをもたらします。また、香水の代わりに精油を使って、自然な香りを楽しむ方も増えています。

おすすめの精油–まずは好きな香りをみつけましょう

紹介する精油は、あくまで男性が好きそうな香りです。

香水やオーデコロンなどと異なり、精油はその個々の精油でかなり好みがわかれます。

これは性別とか、年齢などで単純に分けられないものです。

しかも、そのときの精神的な状態や環境によって好みは変わります。

ぜひ、身近で香りを試すことができる機会を探して、自分の推し香りを探してみてください!

おすすめの精油

1. サンダルウッド(ビャクダン科)

  • 香り:甘さとウッディさが調和した温かみのある香り
  • 効果:リラックス効果が高く、心のバランスを整える効果があります。また、穏やかで持続力のある香りのため、瞑想や深いリラックスが必要な場面に最適です。

2. アトラスシダー(マツ科)

  • 香り:温かみのある木の香りで、落ち着きと力強さを感じさせます
  • 効果:気持ちをリフレッシュさせ、不安や緊張感を和らげます。仕事の合間や寝る前のリラックスタイムにおすすめです。

3. ブラックペッパー(コショウ科)

  • 香り:少しスパイシーで温かい香り
  • 効果:気分を高揚させ、集中力を高めるのに役立ちます。朝の気分転換や仕事の前に活力をつけたいときに使うと良いです。

4. ティーツリー(フトモモ科)

  • 香り:清潔感のある、シャープで少しウッディな香り
  • 効果:抗菌・抗ウイルス効果があるため、空気の浄化に役立ちます。また、疲れた心を癒し、集中力をサポートします。

5. ユーカリ(フトモモ科)

  • 香り:シャープで爽やかな香り
  • 効果:気分転換や呼吸を楽にし、リフレッシュ感を得たいときに最適です。オフィスや自宅で空間に広げると、リフレッシュしたいときに役立ちます。

使い方のポイント

  • ディフューザーを使用すると部屋全体に香りが広がり、心地よい空間が作れます。
  • マッサージオイルとして使うと、リラックス効果がさらに高まります。キャリアオイルで希釈して、肩や首に塗ると血行が良くなり、疲労感が和らぎます。
  • アロマスプレー は、無水エタノールやグリセリン、精製水をつかってスプレーをつくります。虫よけやルームスプレーとして香りを振りまきます。

男性がアロマセラピーを日常に取り入れることで、リラックス効果や活力アップが期待できます。

まとめ

男性のアロマをより知りたい方はぜひ

アロマで仕事も人生もステージアップ!アロマ男子(登録商標)のススメ
星野知子著

この本には、男性にもアロマをぜひ使ってほしい!という強い願いが込められています。
実際にアロマに魅せられたアロマ男子(登録商標)へのインタビューや、詳しい精油の情報が満載です。

アロマは女性だけのものではない、ということであり、男性も自分の香りを生活に取り入れることはむしろ女性たちが共感することではないでしょうか。

この、男性の更年期というものを考えたとき、男性のもっているさまざまな社会的な立場から(もちろん、女性の社会的立場も)、安易に弱音を吐けないということから、自分の不調をなかなか言い出せないことも、精神的にも肉体的にも悪化させてしまう要因なのかと思っています。

性別にかかわらず、更年期世代はアロマをどんどん柔軟にいろんなことに取り入れてみましょう。

なにかわからないことなどあれば、お気軽にお問い合わせくださいね!

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