更年期世代は、日々の忙しさの中で自分を労わる時間を忘れがちです。60代女性アロマセラピストが、アロマトリートメントの中でも最も手軽にできるセルフハンドトリートメントに特化。手のひらに集まるツボや神経、そして「自分自身に触れる」ことの心理的効果を解説。江南市のアロマサロンが贈る、手のひらから伝わる癒やしの時間をお伝えします。
「最近、自分の手、ちゃんと触れてあげてる?」日々に追われる私たちへ ✋💖
今週は【アロマとタッチング】をテーマにお話ししています。
昨日は、更年期の体の不快感を和らげるために、触覚と嗅覚のハーモニーが大切だというお話しをしました。
今日は、その「タッチング」の中でも、最も手軽に、そして毎日実践できるセルフケアとして、「アロマハンドトリートメント」に焦点を当てていきたいと思います。
私たちは毎日、家事や仕事、スマートフォンの操作など、休む間もなく手を使っていますよね。
でも、その手に対して「ありがとう」の気持ちを込めて、じっくり触れてあげる時間、ありますか?
更年期世代は、日々の忙しさや心身の変化の中で、ついつい自分のことを後回しにしてしまいがちです。
しかし、手のひらはたくさんの神経が集まり、私たちの心と直結している、とても大切な場所。
ここにアロママッサージを施すことは、単なるリラックスを超え、自分自身を慈しむ、かけがえのない時間となるのです。
今日は、手のひらから伝わる温かさ、そしてアロマハンドトリートメントがもたらす癒やしの力について、具体的にお伝えしていきます。
手のひらは「癒やしの窓口」? ツボと神経の宝庫 🤲
私たちの手のひらには、驚くほどたくさんのツボや神経が集中しています。
全身とつながるツボ: 東洋医学では、手のひらには全身の臓器や部位に対応するツボが集まっていると考えられています。手のひらを刺激することで、全身の血行促進や、内臓機能の活性化にもつながると言われています。
自律神経の調整: 手のひらには自律神経が多く分布しており、優しく触れることで副交感神経が優位になり、心身のリラックスを促すことができます。これにより、ストレスや緊張からくる胃腸の不調や、自律神経の乱れによる更年期の症状(ほてり、不眠など)の緩和にも役立ちます。
脳へのダイレクトな癒やし: 手のひらから脳へと伝わる心地よい刺激は、昨日のブログでもお話しした「オキシトシン(愛情ホルモン)」の分泌を促します。これは、ストレス軽減、幸福感の向上、そして自己肯定感の向上に深く関わっています。
「自分に触れる」心理的効果: 他者から触れられるのも心地よいものですが、自分自身の手で優しく触れる「セルフタッチング」は、「自分は自分を大切にしている」というメッセージを脳に送り、深い自己肯定感や自己受容を育むことにつながります。
アロマオイルを介して手のひらをマッサージすることは、香りによる嗅覚からの癒やしと、触覚からの癒やしが相乗効果を生み出し、心身全体を深く満たしてくれるのです。
今日からできる!アロマ香るセルフハンドトリートメント 🌿👐
アロマハンドトリートメントは、いつでも、どこでも、気軽に実践できる素晴らしいセルフケアです。一日の始まりに、休憩時間に、そして寝る前のリラックスタイムに、ぜひ取り入れてみてください。
ハンドトリートメントに最適な「香り」の選択 🌸
手のひらから心に届く香りを選ぶことが大切です。リラックス効果が高く、心を穏やかにしてくれる香りがおすすめです。
おすすめの精油:
マジョラム・スイート(学名:Origanum majorana)
温かく、少しスパイシーなハーバル系の香り。心身の緊張を深く和らげ、筋肉の凝りや痛みを和らげる効果も期待されます。不安や孤独感を感じる時に、心を温かく包み込んでくれます。
ベルガモット(学名:Citrus bergamia)
フレッシュで明るい柑橘系の香りですが、鎮静作用も高く、心を落ち着かせ、気分を高揚させる効果が期待されます。ストレスや不安によるイライラを和らげたい時に。
パルマローザ(学名:Cymbopogon martinii)
優しく甘い草の香りは、心を落ち着かせ、不安を和らげます。皮膚の水分バランスを整えるとも言われ、手の乾燥ケアにも適しています。
活用法(セルフハンドトリートメント):
アロマオイルの準備: 植物油(ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、またはキャリアオイルとして使いやすい無香料のハンドクリーム)10mlに対し、上記の精油を合計で2滴(例:マジョラム・スイート1滴、ベルガモット1滴)を混ぜて、ブレンドオイルを作ります。使いやすい容器に入れておくと便利です。
手のひらで温める: 少量を手のひらに取り、両手で軽くこすり合わせてオイルを温めます。同時に、香りを深く吸い込み、心地よさを感じます。
優しくマッサージ:
手のひら全体: 親指の腹を使って、手のひらの中心から外側へ向かって、ゆっくりと円を描くようにマッサージします。特に疲れていると感じる部分はじっくりと。
指の一本一本: 指の付け根から指先に向かって、くるくると回しながら、優しく引き抜くようにマッサージします。指先の血行促進にもつながります。
手の甲: 指と指の間をなでるようにマッサージし、手首まで丁寧に揉みほぐします。
手首から腕へ: 手首から肘に向かって、腕全体を優しくなでるようにマッサージします。
呼吸を深める: マッサージ中も、深呼吸を意識します。吸う息で香りを体に取り込み、吐く息で心身の緊張を手放すイメージで行いましょう。
「慈しむ」意識で心を満たす 💖
セルフハンドトリートメントは、テクニックよりも「自分を大切にする気持ち」が何よりも大切です。
感謝の気持ちを込める: いつも頑張ってくれている自分の手に、「ありがとう」の気持ちを込めて触れましょう。
五感で味わう: オイルのなめらかな感触、精油の香り、手の温かさ、そしてマッサージされる部位の感覚に意識を集中させます。
心を込める時間: 短時間でも構いません。この数分間は、自分のためだけの、誰にも邪魔されない特別な時間として意識しましょう。
「手」が持つ、癒やしの科学と神秘 🖐️✨
私たちの「手」には、驚くべき癒やしの力が宿っています。
脳科学の研究では、手を使う細かい作業(編み物、楽器演奏、手芸など)が脳を活性化させ、認知機能の維持に役立つことが示されています。
また、誰かに優しく手を握ってもらったり、温かい手のひらで撫でてもらったりするだけで、心が落ち着き、痛みが和らぐという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
これは、手のひらに集中する触覚神経が、脳の感情や記憶を司る領域に直接信号を送り、安心感や幸福感をもたらす「オキシトシン」の分泌を促すためと考えられています。
まさに、「手当て」という言葉が示すように、手には古くから癒やしの力が認められてきたのです。
アロマハンドトリートメントは、この手の持つ癒やしの力を最大限に引き出し、香りの魔法と融合させることで、心身全体に深い安らぎをもたらすことができる、究極のセルフケアだと言えるでしょう。
まとめ:手のひらから心へ、温かい癒やしを届けましょう 💖🌿
更年期世代は、日々の忙しさや心身の変化の中で、自分を労わる時間を忘れがちです。
しかし、最も身近な「手のひら」に意識を向け、アロマオイルを使ったセルフハンドトリートメントを行うことは、心身を深く癒やし、自分自身を慈しむ、かけがえのない時間となります。
手のひらから伝わる温かさ、精油の心地よい香り、そして「自分を大切にする」という優しい気持ちが、あなたの心を深く満たし、日々のストレスを和らげ、心身のバランスを整える手助けをしてくれます。
「手のひらから心へ」――そんな温かい癒やしを、毎日ご自身に届けてみませんか?
もし、あなたが今、心身の疲れを感じていたり、自分を労わる時間が見つけられないと感じているなら、ぜひ当サロンにご相談ください。
江南市のアロマトリートメントサロンKoKo・ikiでは、プロのハンドトリートメントはもちろん、お一人おひとりに合わせたセルフケアの方法も丁寧にお伝えしています。手のひらから伝わる温かい癒やしで、心身を深く満たし、本来の輝きを取り戻しましょう。どうぞお気軽にお越しくださいね。
本記事は、アロマセラピーや東洋医学の一般的な知識、および健康的なライフスタイルに関する情報提供を目的としています。特定の疾患の診断、治療、予防を目的としたものではなく、医療行為を代替するものではありません。症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
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