更年期世代の私たちは、心身の不調や漠然とした不安を感じやすいもの。60代女性アロマセラピストが、皮膚が最大の感覚器官であることに触れ、心地よい「触れる」こと(タッチング)が心身に与えるポジティブな影響を解説。アロマオイルを使ったセルフタッチングの重要性を提案し、深いリラックスへと導くヒントをお伝えします。江南市のアロマサロンが贈る、肌から感じる癒やしの時間。
「なんだかホッとする…」その感覚、実は『触れる』ことから生まれてる? 💖
今日からの一週間は、私たちにとって最も身近でありながら、その重要性を見過ごしがちなテーマ、【アロマとタッチング】について深掘りしていきます。
「疲れた時にそっと手を当ててもらうと、なんだかホッとする…」
「心地よいマッサージを受けると、気分が落ち着く…」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、単なる気のせいではありません。
私たちの皮膚は、体の中で最も大きな感覚器官であり、外界からの情報だけでなく、
「触れる」という行為そのものが、心に深い安らぎをもたらす力を持っているのです。
特に更年期世代の私たちは、ホルモンバランスの変動によって心身が不安定になりやすく、ストレスを感じやすい時期です。
そんな時、意識的に「心地よい触れ合い」を取り入れることは、心身のバランスを整え、深いリラックスへと導く大切な鍵となります。
今日は、アロマの香りと「タッチング」の力が合わさることで、どのように心に安らぎがもたらされるのか、そして自分自身を慈しむセルフタッチングのヒントについてお話ししていきましょう。
皮膚は「第二の脳」? 感覚と心の密接なつながり 🧠🖐️
私たちの皮膚は、単に体を覆う膜ではありません。熱い・冷たい、痛い・気持ちいいといった感覚を脳に伝え、外界と私たちの内側をつなぐ、非常に重要な役割を担っています。
- 最大の感覚器官: 皮膚は全身を覆っており、面積も感覚神経の数も、他のどの感覚器官よりも大きいと言われています。
この広大なセンサーを通して、私たちは常に周囲の環境を認識しています。
- 「第二の脳」と呼ばれる理由: 発生学的に見ると、皮膚と脳は同じ「外胚葉」という組織から形成されます。
つまり、もともとは同じルーツを持つため、皮膚が受けた刺激は脳にダイレクトに伝わり、感情や記憶、自律神経の働きに深く影響を与えるのです。
- 心地よいタッチングの効果: 優しく、ゆっくりと触れられること(スロータッチ)は、特定の神経(C触覚線維)を活性化させ、脳の報酬系(快感を感じる部位)に働きかけます。
これにより、ストレスホルモンの分泌が抑えられ、代わりに「オキシトシン(愛情ホルモン)」という癒やしと安心感をもたらすホルモンが分泌されることが分かっています。
更年期の揺らぎやすい心には、この「触れる」ことからもたらされる安心感が、何よりも必要な「心の栄養」となるのです。
アロマオイルを介したタッチングは、香りの癒やし効果と相まって、その効果を最大限に引き出してくれます。
アロマオイルとセルフタッチングで、心身を慈しむ時間 🌿🤲
アロマテラピーにおける「タッチング」は、精油の有効成分を皮膚から吸収させるだけでなく、香りと手の温もり、そして優しい刺激が複合的に作用し、心身に深いリラックスをもたらします。
サロンでのプロのトリートメントはもちろんですが、ご自宅で手軽にできるセルフタッチングも、日々のセルフケアとして非常に効果的です。
心地よいタッチングに誘う「香り」の選択 🌸
深いリラックスと安心感をもたらすためには、鎮静作用が高く、心を落ち着かせる香りがおすすめです。
おすすめの精油:
ラベンダー(学名:Lavandula angustifolia)
言わずと知れたリラックス効果の高い精油。
緊張を和らげ、心身の興奮を鎮め、心地よい眠りへと誘います。誰にでも受け入れられやすい優しい香りは、自己受容の気持ちも育みます。
ゼラニウム(学名:Pelargonium graveolens)
甘くフローラルで、わずかにグリーン調の香りは、感情のバランスを整え、不安やストレスを和らげます。
ホルモンバランスの乱れによる精神的な不調にも優しく寄り添います
サンダルウッド(学名:Santalum album)
深く、温かく、瞑想的なウッディ系の香りは、心をグラウンディングさせ、精神的な落ち着きをもたらします。
不安やイライラを手放し、内なる平和を感じたい時に最適です。
活用法(セルフタッチング):
- アロマオイルの準備
植物油(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)10mlに対し、上記の精油を合計で2滴(例:ラベンダー1滴、ゼラニウム1滴)を混ぜて、よく振ってブレンドオイルを作ります。
- 手のひらで温める
少量を手のひらに取り、両手で軽くこすり合わせてオイルを温めます。同時に、香りを深く吸い込み、心地よさを感じます。
- 優しく触れる:
腕や脚: 下から上へ(心臓に向かって)優しくなでるようにマッサージします。力を入れすぎず、肌の表面を滑らせるようなタッチを心がけましょう。
首や肩: 首の後ろから肩にかけて、指の腹でゆっくりと円を描くようにマッサージします。特に凝りを感じる部分には、少し時間をかけて
お腹: おへそを中心に、時計回りに優しく「の」の字を描くようにマッサージします。副交感神経を刺激し、リラックス効果が高まります。
- 呼吸を深める
マッサージ中も、深呼吸を意識します。吸う息で香りを体に取り込み、吐く息で心身の緊張を手放すイメージで行いましょう。
「自分を慈しむ」意識を育てる 😌
セルフタッチングは、単に体をマッサージするだけでなく、「自分自身を慈しむ」という意識を育てる大切な時間です。
五感で感じる: オイルのなめらかな感触、精油の香り、手の温もり、そしてマッサージされる部位の感覚に意識を集中させます。
ポジティブな言葉をかける: マッサージ中に「いつもありがとう」「よく頑張っているね」「大丈夫だよ」など、自分自身に優しい言葉を心の中で語りかけましょう。
毎日続ける習慣に: 忙しい日でも、寝る前の数分間でも構いません。毎日続けることで、心と体に「慈しまれる」という記憶が蓄積され、自己肯定感が高まります。
「愛情ホルモン」オキシトシンとタッチング 💖
心理学や脳科学の研究で、人との温かい触れ合いや、優しいタッチングが、脳内で「オキシトシン」というホルモンの分泌を促すことが分かっています。
このオキシトシンは、「愛情ホルモン」「絆ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれ、以下のような素晴らしい効果があると言われています。
安心感と信頼感の向上: 他者への信頼感を高め、心のつながりを強めます。自分自身を触れる「セルフタッチング」でも、自分に対する安心感や自己肯定感が高まる効果が期待できます。
ストレス軽減: ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を抑え、心身のリラックスを促します。
幸福感の増加: 心の安らぎや幸福感をもたらし、穏やかな気分になります。
アロマオイルを介して、ご自身の肌に優しく触れることは、この「オキシトシン」の分泌を促し、心の奥底から温かい安らぎを感じる手助けをしてくれるのです。
ぜひ、毎日のセルフケアにこの「愛情ホルモン」を取り入れてみてくださいね。
まとめ:肌から感じる安らぎで、心身を満たしましょう 💖🌿
更年期世代は、心身の揺らぎを感じやすい時期ですが、「触れる」というシンプルな行為が、私たちに深い安らぎと安心感をもたらしてくれることを忘れないでください。
アロマオイルを使ったセルフタッチングは、香りの癒やしと手の温もりが複合的に作用し、心身の緊張を解き放ち、ストレスを和らげ、深いリラックスへと導きます。
それは、自分自身を慈しみ、大切にするかけがえのない時間となり、日々の生活に「心の安らぎ」という栄養を与えてくれます。
もし、あなたが今、心身の疲れを感じていたり、深いリラックスを求めているなら、ぜひご自宅でアロマとセルフタッチングを試してみてください。
そして、より深い癒やしを求める時には、当サロンにご相談ください。
江南市のアロマトリートメントサロンKoKo・ikiでは、プロのタッチングと厳選されたアロマオイルで、あなたの心身を深く癒やし、本来の輝きを取り戻すお手伝いをさせていただきます。
どうぞお気軽にお越しくださいね。
参照文献
タッチの魔法 アロマの奇跡 山口創著 BAB JAPAN
本記事は、アロマセラピーや東洋医学の一般的な知識、および健康的なライフスタイルに関する情報提供を目的としています。特定の疾患の診断、治療、予防を目的としたものではなく、医療行為を代替するものではありません。症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
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