週のちょうど真ん中、水曜日。 なんとなく頭が重く、気持ちが沈みがちになる方も多いのではないでしょうか。実は水曜日は、週の前半の疲れがたまり始め、 「まだ終わらない」現実に、ちょっと気持ちが折れやすくなる日でもあります。そんな水曜日にこそ、香りと呼吸の“整える習慣”を取り入れて、 心と体にやさしい「ひと息」をプレゼントしましょう。
「ゆらぎ」と上手につき合う中継点
水曜日は“折り返し地点”。 でも気持ちとしては、むしろ「中だるみ」が起きやすい日です。
- まだやることがたくさんある
- でもちょっと疲れた
- なんとなくモヤモヤしてしまう
「週の真ん中を越えた」という安堵感と、「まだ終わっていない」という焦りの両方が交差しやすい水曜日は、心と体のリズムが乱れやすいタイミング。
ホルモンバランスの影響を受けやすい更年期世代の方にとっては、特にこうした揺らぎが大きく感じられることもあるでしょう。
そんなときは、「がんばらなきゃ」と自分を追い立てるよりも、「ちょっと休もう」「今日はここまででも十分」と、やさしく線引きをすることが大切です。
短い時間でも、静かな呼吸や香りに身をゆだねることで、思考が静まり、自律神経もゆっくりと整っていく感覚が生まれるかもしれません。
水曜日は、自分の調子を見つめ直す“心の中継点”。
肩の力を抜いて、今の自分にフィットするペースを取り戻す1日にしてみましょう。
ミッドウィークバランス呼吸法(1分)
🌬 鼻から4秒かけて吸って、
🌬 6秒かけて口からゆっくり吐く。
そのときに、心の中で「ありがとう」とつぶやく。
これを3回くり返すだけで、 呼吸のリズムと共に、心も静かに整っていきます。
「ありがとう」という言葉には、自律神経のバランスをととのえたり、前向きな感情を引き出すきっかけとなる力があるといわれています。
心拍数が落ち着き、安心感が高まりやすくなることで、心のざわつきをやさしく落ち着ける作用が期待できるのです。
香りのサポート:情緒と気分のバランスを整える
🌺 ゼラニウム(Pelargonium graveolens)
- 女性の心のゆらぎを整えるハーバルで甘い香り
- 気分の変化に敏感な時期にもやさしく寄り添ってくれる精油
🍊 ベルガモット(Citrus bergamia)
- フレッシュで柔らかな柑橘の香り
- 不安やストレスを軽減し、やわらかく明るい気分へ導く
どちらも、香りを嗅ぐだけでふわっと肩の力が抜けるような “やさしいバランスのととのえ役”です。
日常に取り入れる「ひと息」のヒント
📌 お昼の休憩中、目を閉じて1分だけ深呼吸
📌 家事の合間、香りを染み込ませたハンカチでふわっと香らせる
📌 お風呂の前にアロマストーンに1滴、ゆっくりと香りを吸い込む
「頑張るため」じゃなく、 「今の自分をやさしく受けとめる」時間。
それが、後半に向けてのちょうどいい整えになります。
水曜日の豆知識:「Wednesday」の語源
「Wednesday(水曜日)」は北欧神話の神「オーディン」にちなんだ日。
知恵と静寂、精神性を象徴する日でもあります。
東洋の五行思想では「水=静けさ・柔軟性」に対応。
つまり水曜日は、“ゆるめて整える”に最適なエネルギーを持つ日と解釈することも可能です。
まとめ:ゆらぎを受け入れ、やさしく整える
ようやく、水曜日だ!
という方もいれば、
まだ、水曜日・・・
という方もいらっしゃることと思います。
私にとって水曜日はすこしほっとできる日です。
無事ここまでこれた、という安堵感と、週末までがんばろう、という気合をいれる日。
水曜日は、がんばりすぎず、責めず、 ただ自分に「ありがとう」と思いたいですね。
香りと呼吸の習慣は、 そんな“やさしさの練習”にもぴったりの方法です。
今週の折り返し、ふっとひと息。 今日のわたしに、静かな調律を贈ってみませんか?
水曜日はサロンは定休日となっています。
木曜日はオープンしておりますので、ぜひ予約カレンダーをチェックしてみてくださいね。
今日もよい日でありますように
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ハーブティーでちょっと一息、自分時間を持ちましょう
参照文献
BREATH 呼吸の科学 ジェームス・ネスター著 近藤隆文訳 早川書房
アロマテラピーの教科書 和田文緒著 新星出版社

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