トイレの独特のニオイと菌の多さの本当の理由-トイレ臭と菌を増やさない方法と精油で香りをプラス

トイレ臭の原因は尿はねによって尿が飛び散り、それを放置することで尿素が分解されアンモニア臭となります。

男性が立って小用をする場合だけでなく、じつは着座スタイルであっても尿ハネは防ぐことはできません。そしてもう一つトイレの菌が増える理由がありました。

目次

トイレとはどんなところ?

トイレは日常生活では欠かせない場所です。狭い空間ではありますが、家族がひっきりなしに出入りする場所です。

トイレの菌が増えるのはなぜ?

現代では洋式トイレが多く利用され、便座に座って用をたします。直接皮膚に触れるところなので、便座で菌が増えるんじゃないのって思いますが、じつは菌は別のところからやってきて増えてしまうのです。

トイレでふと、床やトイレットペーパーホルダーなどにほこりがたくさん溜まっていることに気づくことがありませんか。

トイレの狭い空間で、私たちは多くの動作をしています。排泄をするため衣服の上げ下げをすることで服に付着したほこりや繊維が落ちます。

トイレットペーパーを引きちぎるときには細かい繊維くずが舞い上がります。

そしてほこりは、トイレの床に落ちてたまっていきます。つぎの人がトイレに入るとき、扉を開け、また同じ動作をくりかえすことで、床に溜まっているほこりが舞い上がります。

このほこりの中には菌がふくまれており、このほこりを栄養にして菌は増え続けます。ほこりが舞い上がれば菌も一緒に舞い上がります。

手や顔などにほこりがつくことでトイレから出た後に菌がほかの部屋に拡散してしまいます。

トイレの独特の臭いとは

トイレの独特の臭いの代表的なものは、「アンモニア臭」です。

これは排尿する際に立ってするか、座ってするかで飛び散る量は多少かわるものの、どちらも便座裏や外に飛び散りがあります。

この飛び散った尿の尿素が菌で分解され「アンモニア臭」となります。

尿自体には臭いはありません。飛び散った尿を菌が分解して尿臭がでてしまうのです。

トイレの清潔を保つためには

まず、床を清潔に保つこと。便器をお掃除シートで拭いたらそのあとは床を拭くくせをつけることが大切です。

したがって、トイレ床に敷物などがあると、その繊維やほこりが舞うことと、飛び散った尿がしみつき、まめに洗濯をしないといけません。

狭い空間だからこそ、シンプルにしておきたいですね。また、トイレブラシは菌が増殖しやすいので注意が必要です。

トイレで使いたい精油の香り

(例)消臭スプレー
全量 30ml  精油2% (12滴) 容器 スプレーボトル
精油特徴(含有成分と香り)
オレガノ(Origanum compactum)5滴フェノール(抗菌、抗ウィルス)香りはスパイシー
ペパーミント(Mentha×piperita)3滴すっきりとした爽快感がある香り
オレンジスイート(Citrus sinensis)4滴モノテルペン炭化水素(抗菌作用)フルーティな香り
精油合計滴数12滴 
無水エタノール10ml 
精製水20ml 
精油は、その他にも柑橘系のレモン、ライムなど。ウッディ系のパイン、リトセアなどがおすすめです。

まとめ

トイレの汚れは尿や便由来だけでなく、なんと衣服についたほこりがトイレ床に落ちて菌を増殖させたり、汚れの原因になっていたのは驚きです。トイレのこまめな掃除と自分の好きな香りでトイレタイムが楽しみになるといいですね。

  • 山岸弘 一般住宅の浴室・トイレにおける微生物汚染と対策 室内環境(2019)
  • 鈴木彩子、長谷川貴道、泉川洋亮、岡野知道、佐藤安信、米山雄二
  • 「トイレにおける尿の飛散実態と微生物汚染の相関」第57回日本家政学会
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