更年期のホルモン変動で、皮膚の乾燥や敏感さ、ほてり、冷えなどの体の不快感に悩んでいませんか？ 60代女性アロマセラピストが、触覚と嗅覚のハーモニーが心身のバランスをどう整えるか解説。心地よいタッチングとアロマで、不快感を和らげ、穏やかな毎日を取り戻すヒントを江南市のアロマサロンが贈ります。
「なんだか肌がピリピリ…」「体が熱いような冷えるような…」更年期の不快感 😟🌡️
昨日は、アロマとタッチングがもたらす心の安らぎについてお話ししました。今日は、もう少し具体的な「更年期に感じる体の不快感」に焦点を当てていきたいと思います。
この時期、以下のような症状に戸惑うことはありませんか？
皮膚が乾燥しやすくなった、または敏感になった
突然カーッと体が熱くなる（ほてり）、かと思えば手足が冷える
全身がムズムズする、かゆみを感じる
寝汗をかく、汗をかきやすい
これらは、女性ホルモンの変動によって自律神経が乱れることで引き起こされる、更年期特有の症状です。
体調の変化が激しいため、心も落ち着かず、どう対処したら良いのか分からなくなることもありますよね。
そんな時こそ、私たちの「触覚」と「嗅覚」という五感を意識的に活用することが、不快感を和らげ、心身のバランスを整える大切な鍵となります。
今日は、心地よいタッチングとアロマの香りのハーモニーが、どのようにあなたをサポートしてくれるのか、そのヒントをお伝えしていきましょう。
ホルモン変動と皮膚、そして脳の密接なつながり 🧠✨
更年期のホルモン変動は、私たちの体のあらゆる部分に影響を与えますが、特に皮膚は、その変化を敏感に感じ取る器官の一つです。
皮膚の乾燥とバリア機能の低下: エストロゲンの減少は、皮膚の潤いを保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を低下させます。これにより、皮膚が乾燥しやすくなり、外部からの刺激に対して敏感になったり、かゆみを感じやすくなったりします。
自律神経の乱れと体温調節: ホルモン変動は自律神経のバランスを崩し、体温調節機能に影響を与えます。これが、突然のほてり（ホットフラッシュ）や、手足の冷え、多汗などの症状として現れます。皮膚の表面温度の変化も、敏感な触覚を通して不快感につながります。
皮膚と脳の発生学的つながり: 昨日のブログでも触れましたが、皮膚と脳は発生学的に同じ「外胚葉」から形成されます。このため、皮膚への優しい刺激（タッチング）は、脳に直接働きかけ、神経を落ち着かせ、心身のリラックスを促すことができるのです。
嗅覚のダイレクトな影響: 嗅覚は五感の中でも唯一、脳の感情や記憶を司る部位（大脳辺縁系）にダイレクトに情報が伝わります。アロマの香りは、心地よさや安心感を瞬時に引き出し、乱れた自律神経を穏やかに整える手助けとなります。
つまり、更年期に生じる皮膚の不快感や体の揺らぎは、触覚と嗅覚という二つの感覚を同時に満たすことで、心身全体を癒やすことができるのです。
触覚と嗅覚のハーモニー：不快感を和らげるアロマとタッチング 🌿🤲
更年期の不快感を和らげ、心身のバランスを整えるためには、皮膚への優しいケアと、心地よい香りの組み合わせが効果的です。
ホルモン変動期の不快感に寄り添う「香り」の選択 🌸
感情のバランスを整え、肌を優しくケアしてくれる香りがおすすめです。
おすすめの精油：
クラリセージ（学名：Salvia sclarea）：気分を高揚させ、視点を広げる作用が期待されます。女性ホルモン様作用があると言われ、ホルモンバランスの変動による心身の揺らぎに優しく寄り添い、感情の起伏を穏やかにします。
ローズ（学名：Rosa damascena）：精油の女王と呼ばれるローズの香りは、深い女性性を癒やし、幸福感と自己肯定感を高めます。皮膚の保湿や鎮静にも優れ、乾燥や敏感肌にもおすすめです。
サイプレス（学名：Cupressus sempervirens）：清涼感のあるウッディな香りは、心身の滞りを流し、巡りを促すと言われています。むくみや冷え、ほてりの不快感を和らげ、スッキリ感をもたらします。
活用法（タッチングと組み合わせるセルフケア）
全身への優しい塗布： 植物油（ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、保湿力のあるものがおすすめ）20mlに対し、上記の精油を合計で4滴（例：クラリセージ2滴、ローズ1滴、サイプレス1滴）を混ぜて、ブレンドオイルを作ります。入浴後など、肌が温まっている時に、全身に優しくなじませます。特に、乾燥が気になる部分や、ほてり、冷えを感じる部分には、時間をかけて慈しむように触れてください。
足浴や手浴： 洗面器に温かいお湯を張り、バスソルトや重曹と共にクラリセージやサイプレスを2〜3滴入れ、足や手を浸します。じんわりと温めながら香りを深く吸い込むことで、血行が促進され、全身のリラックスにつながります。ほてりを感じる時は、少しぬるめのお湯にペパーミントなどを加えても良いでしょう。
部分的な湿布： ほてりを感じる部分（首筋、胸元など）には、冷水にローズやクラリセージを1滴垂らしてタオルを浸し、軽く絞って湿布します。冷えを感じる部分には、温かい湿布を。
心地よい「触れる」習慣を日々に取り入れる 🤝
香りの力と合わせて、日々の生活で「心地よい触れ合い」を意識することも大切です。
シャワーや入浴で体を感じる: シャワーのお湯が肌に当たる感覚、タオルで体を拭く時の肌触りなど、日々のルーティンの中で、自分の体に意識的に触れ、感じてみましょう。
衣類の肌触りを選ぶ: シルクや綿など、肌触りの良い天然素材の衣類を選ぶことで、一日中心地よい感覚に包まれます。
セルフマッサージの習慣化: 朝晩のスキンケアの際に、ただ塗るだけでなく、顔や首、デコルテを優しくマッサージすることで、血行が促進され、肌の調子も整います。
パートナーや家族との触れ合い: 許される範囲で、パートナーや家族とのハグや手をつなぐ、肩に手を置くなどの優しい触れ合いは、お互いのオキシトシン分泌を促し、安心感を深めます。
皮膚と脳、生命の神秘：同じルーツを持つ「兄弟」 🔬✨
私たちの皮膚と脳が、実は発生学的に同じ「外胚葉」という細胞の層から作られるというのは、本当に神秘的ですよね。
まるで「皮膚は、外側に張り出した脳」とでも言うように、この二つの器官は、生まれた時から切っても切り離せない関係にあります。
受精卵が分裂し、体の様々な組織が作られていく初期段階で、外胚葉からは皮膚だけでなく、神経系（脳や脊髄、神経細胞）も形成されます。
この「兄弟」のような関係性があるからこそ、皮膚への優しい刺激が、直接的に脳や神経系に働きかけ、私たちの感情や記憶、自律神経の働きに深く影響を与えることができるのです。
アロマオイルを介して皮膚を優しく撫でることは、単なる美容行為や物理的な刺激に留まらず、脳と心に直接語りかけるような、深い癒やしのプロセスだと言えるでしょう。
まとめ：触覚と嗅覚のハーモニーで、心身の揺らぎを穏やかに 💖🌿
更年期のホルモン変動によって生じる皮膚の乾燥や過敏さ、ほてりや冷えといった体の不快感は、私たちを戸惑わせ、不安にさせることがあります。
しかし、それは決して一人で抱え込む必要のあるものではありません。
アロマの香りと心地よいタッチングのハーモニーは、私たちの「触覚」と「嗅覚」という二つの感覚を同時に満たすことで、乱れた自律神経を穏やかに整え、心身の不快感を和らげ、深いリラックスへと導いてくれます。
自分自身を慈しむセルフケアを日々に取り入れることで、心身のバランスは確実に整っていきます。
もし、あなたが今、更年期の心身の不調に悩んでいたり、肌の敏感さに戸惑っていたりするなら、ぜひ当サロンにご相談ください。
江南市のアロマトリートメントサロンKoKo・ikiでは、プロのタッチングと厳選されたアロマオイルで、あなたのお悩みに寄り添い、心身を深く癒やすお手伝いをさせていただきます。
触覚と嗅覚のハーモニーで、あなた本来の穏やかさと輝きを取り戻しましょう。どうぞお気軽にお越しくださいね。
本記事は、アロマセラピーや東洋医学の一般的な知識、および健康的なライフスタイルに関する情報提供を目的としています。特定の疾患の診断、治療、予防を目的としたものではなく、医療行為を代替するものではありません。症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
- News
- アクセス
- アロマテラピーに関する法規
- アロマを使ったクラフトづくり・ナード・ベーシックコース
- お問い合わせフォーム・・こちらからコース名をご記入ください。
- サロンメニュー
- セラピスト紹介
- まだ、仮予約状態になります。お問い合わせフォームにご記入ください。
- 予約カレンダー
コメント